Cryptocoryne・クリプトコリネ取材日記 -The Equator Blog-
6年ぶりの景色
- 2010-02-10 (Wed)
- ?????旅日記-???????-

この国の最高級区域にあるコンドミニアムから見た光景です。高層階なので周りに視線を遮るものがありません。


夜景は非常に美しく、見渡す限りのネオンが広がります。
また空の旅へ
- 2010-02-08 (Mon)
- ?????旅日記-???????-

今回はちょっとミステリアスに行き先を秘密にしてみました(詳細は誰も知らないはず)。皆様ぜひ私が何処に行くのかを当ててくださいね。
旅にはユーモアのセンスも必要ですよ^^;

旅のヒントは特に出しませんが、強いて言えば私の行きそうな場所である事、デルタ航空で行くことなどなどです。
今回も面白い記事が期待できるかと思いますが、私の目標達成への道は非常に困難なものになることでしょう。
クリプトコリネ・コグナタ -Cryptocoryne cognata-
- 2010-02-04 (Thu)
- インド旅日記 -India-

私にとって鬼門と言えるクリプトコリネはCryptocoryne cognata、Cryptocoryne coronata、Cryptocoryne dewitiiの3種類で、これらの壁を突破できれば世界のクリプトコリネをコンプリートと言っても過言ではないだろう。
今回クリプトコリネ・コグナタを探すにあたり私は半年以上前から資料を読み漁り、「Endemic and Threatened Flowering Plants of Maharashtra」や、150年ぶりに本種を紹介したShivaji universityのDr S.R.Yadavの論文「雲南植物研究 -Botanica yunnnanica-」「Red list of india」など私がクリプトコリネ・コグナタへ賭ける執念は並はずれたものではなく、今回インドのガイドを引き受けた理由はクリプトコリネ・コグナタを探すためでもあった。
クリプトコリネ・コグナタがあるポイントを私はすでに知っていたが、その川まで辿りつく道は地図にはなく実際に到着してみても水草などがありそうもない川の中流域であった。
希少性の高いクリプトコリネは道路脇の川などにあるわけではなく、獣道にある原住民しか知らないような小さな小川や、山の中にある湧水など探索は非常に困難を極める。クリプトコリネを探し出すことはそんなに甘くはない。
人々は150年この植物を探し、近年になってDr S.R.Yadavがこの壁を乗り越えてクリプトコリネ・コグナタを紹介したのである。

クリプトコリネ・コグナタは1857年にAraceaeを専門にしていたDr Schott Heinrich Wilhelmによって学名登録された植物であり、彼の亡くなる7年前の事であった。
それから本種は150年間存在を確認することが出来なかった幻の植物であったが、マハラシュトラ州にあるShivaji universityが150年ぶりに本種を発見したというクリプトコリネである。
何もありそうもない川をどんどんと遡っていくと、ハイグロフィラらしき水草を確認しだんだんと生態系に豊かさが芽生えていく様子が見られた。クリプトコリネの匂い(これは私の感覚的なものだが)を感じて執拗に調べていると、上流から流れて根付いたと思われる幻の植物、クリプトコリネ・コグナタを見ることが出来た。
150年間何人の人間が探しまわったのだろうと言う彼らの想いが私の胸をよぎった瞬間であった。私のようなマハラシュトラ州公務員でもない他国籍の日本植物学会研究員でも不可能を可能にした瞬間である。

これが幻の植物、クリプトコリネ・コグナタである。
このクリプトコリネ・コグナタについてもっと調査をする必要がある。と言うのもこの川をさらに遡らないと群落まではたどり着けず、群落地まで川をさかのぼるには相当な時間も要する。
私がクリプトコリネを調査する順序はまず生育地の情報を収集し、そして次の渡航でその植物をじっくり観察するというものである。生育地の情報を収集する(沢山の産地を探し出す)には時間を惜しんで走り回り足で情報を稼ぐ必要性があるが、植物の観察においては一日1〜2産地を上限にじっくりと対象物に時間を使う事が重要となってくる。それ以上だとあまり良い成果が得られないものだ。
いずれまたこの場所に来る必要があるだろう。

種子発芽したと思われる水中の株。

クリプトコリネ・コグナタの全体像。他のインドのクリプトコリネとは全く草体が異なり笹型の葉と葉の淵に緩いウェーブがかかる。これは特徴(※1)ではなくコグナタが持つパターン(※2)の一つである。
※1 十分成長した植物が出す種名判断材料の決定的な要因になる特徴
※2 十分成長した植物が出す規則性特徴で、種名判断材料の決定的な要因にはならない特徴


植物の本質を知るのにはボタニカル・ドローイング(植物画)を見るのが一番わかりやすい。クリプトコリネは非常に不安定で種の特定には植物学を専攻した人間でないと分かりにくい部分が多々あるが、その植物をじっくり観察している人間の書くボタニカル・ドローイングは非常に明快で分かりやすく比較的多くの特徴を説明している。
「花を見ないと種類の特定はできない」と断言するのは誤った考えで、全ての種類が独自の特徴を持っているのである。花の形で判断するのは判断要素の一部に過ぎず、これは学問の常識である。(分類学者で植物画が下手な人が時々いるが、そのようなドローイングは判断材料として不適切であることも多い)
基本的にクリプトコリネの多くは塊根から毛細根を出している種類が多いが、(K)に見られるようにクリプトコリネ・コグナタは主根を主に形成する。その主根は横に小刻みなシワが入り、他のインド原産のクリプトコリネでは見られない特徴である。
今後機会を設けて目から鱗が出るクリプトコリネの見分け方について解説していきたいと思う。

ラトナギリ近郊でよく見かける水中の岩などに活着している植物。

土に根を下ろすよりも石などに着く面白い生態を持っている。
Periodical article -Cryptocoryne auriculata-
- 2010-02-02 (Tue)
- メディア -Media-

アクアリウムのポータルサイト、みずものコム様のホームページでザ・エクアトールの記事をご覧いただけます。
今月はマレーシア・サラワク州のクリプトコリネ・アウリクラタを写真満載でご紹介しています。ぜひ皆様一度ご覧くださいませ。
http://mizumono.com/special/cryptocoryne/006069.php


面白雑記〜インドのトラブル編〜
- 2010-01-31 (Sun)
- インド旅日記 -India-

今回はインドのトラブルを交えてインドカルチャーを紹介していきたいと思います。
インドの交通マナーは非常に悪く、かなり呆気にとられる部分が多々あります。スピードを出して気持ち良く走行していると・・・

こうなります。

インドではこのような衝突事故が凄まじい頻度で発生します。1日に2回ほどこのような事故を見た日もありましたし、毎日何らかの衝突事故があったためインドの日常風景と化しています。(実はこの事故の前にバス同士の正面衝突事故を目撃していたので、また見るだろうとカメラを構えていたら本当に遭遇した。)

川の渡し船乗り場です。青いトラックがバックしていた時に前で待っていトラックと衝突し、玉突き事故の発生です。

お約束の殴り合い勃発。周囲に野次馬が参加しているので当事者達が見えません。白い服を着た髭のオヤジは周囲の人々に状況を実況中継している人(頼んでもいないのに私にも英語で色々と状況報告。。。)
もうインド人にとって事故はイベント発生状態。誠実な日本人には目が点!

インドの水辺(特に南インド)は皆さんのトイレです。クリプトコリネを探して歩いていると足の踏み場もないほど落ちている人糞の山ををガンガン踏みます。
色が変わっているのはすべて人糞で、コンクリートの上が一番安全。左の草地には草の間に沢山の人糞地雷が、そして右の草原にある明るいブラウンはかなり威力の高い地雷です。

草がこんもりしている場所には地雷、そして明るい茶色の威力の高い地雷が分かりやすい場所にありますね。この密度で一面にあるわけです。

こちらは場所が変わってさらにレベルが高いケララ州の河原です。そこらへんに不自然に色が変わっているものはすべて人糞で物凄い悪臭が鼻を劈きます。

ぱっと見100個ほど人糞地雷があります。草むらに足を踏み入れたら最後、岩の上でもちょっと足の置き場を損なうとムニュっと地雷が作動します。周囲はすべてこの密度で地雷が置いてあり、そこを超えないと水までたどり着けません。
一度サンダルから中に入って素足で踏んでしまいました。
- Recent Comments
-
- Equator:Cryptocoryne jacobsenii (01/05)
- H.W:Utricularia bosminifera ウォーターローン“イエロープリンセス” (11/07)
- black hattitude:My research in the Sumatra 2009 (10/24)
- t.taka:My research in the Sumatra 2009 (09/08)
- youmaworld:日本植物学会からのお知らせ (09/04)
- Charlie:日本植物学会からのお知らせ (09/04)
- youmaworld:エクアトールの旅日記〜サラワク編.8月15日、後半〜 (08/22)
- Recent Trackback
-
- Search
- Meta
- Links
- Feeds
